おはようございます。
本日のテーマは
【教育は楽しむ】
どうぞお付き合いください。
最近、ふとこの教室を立ち上げた頃のことを思い出していました。とはいっても3〜4年前の話なんですが、当時の自分を振り返ると「ちょっと厳しすぎたなあ」と苦笑いしてしまいます。初期から通ってくださっている皆さん、あの頃は本当にすみませんでした。今日はひとつの昔話として、気楽に読んでもらえたらうれしいです。
当時の私は、子どもたちへの教育にとにかく力が入りすぎていました。そして、そのための武器が「叱る」しかなかったんです。話を聞いていなければ叱る、練習してこなかったら叱る。指導が必要だと感じた場面では、とりあえず叱っていました。しかも、今振り返って一番「やらかしてたな」と思うのは、幼稚園児にも小学生と同じ指導をしていたこと。4歳だろうとお構いなしに、同じやり方で向き合っていた気がします。今思えば、私はその場で子どもを正そうとしていたんですね。人がすぐに変わることなんてないのに、自分の言葉で、その瞬間にその子を成長させることばかりにフォーカスしていた。子どもにとっても自分にとっても、ずいぶん遠回りなやり方だったと思います。
いつからかははっきり覚えていませんが、子どもたちと接することに慣れていくにつれて、私の指導も少しずつやわらかくなっていきました。ただ甘くなったわけではありません。一人ひとりの性格や行動のパターンが見えてきて、その子に合っている(と私が思う)伝え方を選べるようになってきたんです。叱らなくても伝わることは、叱らない方法で伝える。言っても伝わらないなら、言い方ではなく仕組みのほうを変えてみる。それがその子個人の問題なのか、クラス全体の中に原因があるのかを見極めて、適した方法を探すようになりました。そして何より、子どもたちの成長を楽しめるようになったのが一番大きな変化です。週に1回、60分ほどしか会わないのに、たった1回のレッスンで子どもが変わるはずがありません。その場で変われなくても、来週、また来週と、伝えるべきことを気長に、その子に合ったやり方で伝えていく。それが先生にとっても生徒にとっても、一番ストレスのない形なんじゃないかなと思っています。
当時たくさん叱っていた子どもたちも、今ではすっかり成長して、頼もしい姿を見せてくれています。当時の私には、こんな姿はとても想像できていませんでした。でも、それは私の指導が正しかったからではないんです。その子自身の心の成長、ご家庭での教育、学校、部活動やスポ少など、いろんな場所でいろんな人に関わってもらいながら、自分がとるべき行動を少しずつ学んで形づくっていったのだと思います。それこそが、本来あるべき成長の形なんじゃないでしょうか。急に変わったものは、崩れるときも一瞬です。でも、時間をかけてゆっくり築かれたものは、とても頑丈で簡単には崩れません。
もちろん、今の私のやり方が正解だとは思っていませんし、この先また変わっていくかもしれません。それでも今は、このスタンスが一番しっくりきています。子どもたちの成長を、これからもゆっくり、楽しみながら見守っていきたいと思います。教育って、本当に面白いですね。

