誰から買うか

おはようございます。
本日のテーマは
「誰から買うか」
どうぞお付き合いください。

先日、東京へ行った時のお話です。

この前東京へ行った時、六本木に泊まりました。
次の日、せっかくなら六本木ヒルズで買い物でもして帰ろうと思い、とりあえず行ってみることにしました。

その時は特別物欲があったわけではありません。
「何かいいものがあれば、せっかくだし六本木で買って帰ろうかな」というくらいの気持ちでした。

実際に行ってみると、高級なお店がたくさん並んでいます。
一階から順番にいろいろなお店を回り、商品の観察だけではなく、店員さんの様子も見たり、実際に接客を受けたりしながら回っていました。

一通り見て回ると少し疲れたので、カフェに入って休憩しながら振り返っていたんです。

そこで面白いことに気づきました。

「どのお店が良かったかな」と自分の記憶を振り返ってみると、服や靴などの商品よりも、一番最初に立ち寄った香水ショップが真っ先に思い浮かんだんです。

香水ショップというより、そこの店員さんです。
その店員さんは、とても気持ちのいい接客をしてくれました。

もちろん香水自体も魅力的で、「これを買うのもありだな」と思っていました。
他のお店の商品も素敵だったのですが、どうしてもその香水ショップと比べてしまうんです。

比べていたのは商品ではなく、店員さんでした。

「あの服も良かったな」と思っても、「でもあの香水ショップの店員さんの接客は本当に良かったな」と、自然と接客の印象が基準になっていました。

こうなると、私の中ではあまり迷いません。

最初に行った香水ショップへ戻り、その店員さんの接客をもう一度受けながら商品を選び、購入しました。

そして帰り道、その出来事について考えていました。

私は普段、買い物はほとんど通販です。
通販は安いですし、ポイントも貯まりやすく、わざわざお店へ行く必要もありません。
欲しいものが決まっているなら、これほど便利な買い方はないと思っています。

ただ、旅行先などで「実際に見て選びたい」と思う時は、やはり店舗へ足を運びます。

店舗には店員さんがいます。

そして、気持ちのいい接客を受けて商品を購入すると、その商品には「モノとしての価値」だけではなく、「あの店員さんから買った」という付加価値が生まれます。

すると、自分の中でその商品の価値は何倍にも大きくなります。
思い入れのある一品になるんです。

もちろん逆もあります。

接客が悪ければ、本来欲しいと思っていた商品でも欲しくなくなったり、いい商品なのに魅力を感じなくなったりすることもあります。

改めて、通販で買う時と店舗で買う時では、感情の動きがまったく違うことを実感しました。

もちろん、「接客は大事」という話自体は昔からよく言われています。
誰もが知っていることです。

ただ、長く同じ仕事を続けていると、お客さんはどうしても「たくさんいるお客さんの一人」になってしまうことがあります。

でも、お客さんにとっては、その時間は一度きりの大切な瞬間です。

店員さんにとっては数ある接客の一つでも、お客さんにとっては、そのお店や商品に対する印象が決まる瞬間でもあります。

だからこそ、その一回一回を丁寧に扱うことで、お客さんは心を開き、気持ちよく買い物ができます。

結果として、お客さんもお店も、お互いに得をする関係になると思います。

それは値段やポイントのような数字では測れない価値です。

価値観は人それぞれですが、ケースバイケースで、たまには普段と違う視点で買い物をしてみるのも面白いなと思いました。

今回は、とても新鮮な気持ちで、思い出に残る買い物ができた気がします。

それでは、本日も良い1日にしましょう。