探究心✖️向上心

おはようございます。
この前、久々にミスをしました。
内容は、イベントの練習があったのですが、当初予定していた時間に別の仕事が被っていたというミスです😱
要は、ダブルブッキングです。
すでに生徒の親御さん達には時間は確定と連絡していたし、別の仕事の方が早く決まっていたことなので、事情を話し時間をずらしていただくことになりました。
数名の方々に迷惑をかけてしまったので、もちろん謝りました。
練習日当日、生徒達にも頭を下げました。
ここはプライドとかそんなものはなく、失敗してしまったのは自分で、それが原因で皆さんに迷惑をかけてしまったので、「大人として、先生として、まずはみんなに謝ることができなければ、ここから先みんなに指導する資格はないな。」という気持ちでした。
とにかく、今回のミスは完全に自分のスケジュール管理ができていなかったことが原因なので、今後は気をつけていきます。

さて、本日は「探究心✖️向上心」というテーマでお話していきたいと思います。
どうぞお付き合いください。

今この世にある大体の物の名前には、由来があります。
建物や、料理、家具、ブランド。
それぞれの名前には、意味や気持ちが込められていることがほとんどです。
それは、ダンスのステップも同じなんです。
例えば「２ステップ」「４ステップ」これは名前の通り、左右に２歩分、もしくは４歩分足を動かすステップです。
他にも「ボックスステップ」というステップも有名ですが、こちらは足がついたところを点として、線で結ぶと「箱」の形に見えるから、この名前となってます。

そこで、振り付けに入っているステップの名前をただ教えるのではなく、「みんなに考えさせてあげると面白そう。」と、思いついたわけです。
「こういうステップがあるんだけど、どんな名前だと思う？」「ヒントは動物！」など、足の形や特徴から、子供達にステップ名を予想させるんです。
子供達って考えて答えを導くことが結構好きなので、狙い通り盛り上がりました。
これは幼稚園児も同じで、「えーなんだろー」と考える時間が、楽しいんです。
それでいざ答えが出てきた時、それは強く記憶に残ります。
ですので、その時点で、ステップとステップ名を覚え、忘れないわけです。
ただ自分が「この動きはこういう名前で〜」なんて教えても、聞き流してしまうことは少なくありません。
それを自分たちで考えることで、楽しい上に覚えたら忘れないので、圧倒的に効率がいいです。
こういう時間を取り入れることで子供達の「へーそうなんだ！」という感情が刺激されて、ダンスに対して「もっと知りたい」という探究心が出てきます。
この気持ちに入ってしまえば、ただ踊って楽しいだけじゃなく、どんどんダンスに興味が湧き、向上心も刺激されてくるわけです。

話は少し変わりますが、最近は入門クラスでも、月末にはピックアップをしています。
その月の振付を上手く踊れた子を指名し、最後に前に出てきて先生と一緒に踊ります。
それは子供達にとっては、「先生に認められた」という認識になると思います。
その時どう感じるかはその子次第にはなりますが、見た様子だと、効果ありです。
どういう効果を感じているかというと
選ばれた子はもちろん嬉しいし、次回も頑張ろうという気持ちになる。
選ばれなかった子は、悔しいから、次回は選ばれるようにもっと頑張ろうと思える。
この後者の気持ち非常に大切で、これがないとその先の上達はないといっても過言ではないです。
この悔しいという気持ちをみんなが抱けるか、というところはなんとも言えませんでしたが、意外とみんなの反応・表情を見ると、しっかり向き合えてるな〜と感じました。

ピックアップをした時は、必ず今回の選んだ基準と、どこが良かったのかを説明します。
そして実際に踊っている時に、しっかり観察してもらうことで、今後の自分の課題に向き合ってもらいます。
ただ、ダンスが上手いから選ぶとかじゃないんです。そんなことをしたら、毎月選ばれる子は決まってきてしまいますよね。
ちゃんと「力強さ」「丁寧さ」など、振り付けには大事にして欲しいテーマがあるのでそれをしっかり理解して、再現できている生徒を選んでいます。
つまり、誰にでも選ばれるチャンスはあるんです。それもしっかり説明しているので、子供達も次は選ばれるようにと頑張ることができます。
ピックアップはみんなの向上心を刺激できるので、続けていきたいです。

最初に話した探究心、そして次に話した向上心。
この２つが合わさることで、上達のスピードはぐんと上がります。
子供達のモチベーションが下がらないためにも、いろんな方法でこの感情を刺激できるよう、自分も研究の日々です。
今日も今日とて、真剣にみんなと向き合ってきます。