「環境なんて関係ない!」は綺麗事(自論)

おはようございます。
先週も似たようなことを書きましたが、時代の変化って、教育にも言えることなんですよね。
AIとか自動化だけじゃなくて、人との接し方にも時代の変化っていうのがついてくるんです。
私が信頼して尊敬している教師の方とお話しする機会がありました。
その先生は昔はバリバリ指導していた先生で、子供たちからとっても、面白いが厳しい先生というイメージだったと思います。
ただ、それが当たり前に通用したのも平成まで。
令和になって子供の教育も色々と進化している中、なにかとすぐ問題になってしまう時代になっているわけです。
そんな中、その先生は、自分の指導スタイルもがらっと変更。
もちろん自分の中のポリシーや教育論は保ちつつ、指導の仕方を時代に合わせたというのです。
教育も、自分のやり方を信じて貫き続けるのではなく、常に間違いはないか、時代遅れな指導をしていないか、などを模索し続けないとな、と、改めて実感しました。

さて本日は【「環境なんて関係ない」は綺麗事(自論)】というテーマでお話ししたいと思います。
どうぞお付き合いください。

子供を教育する側に立つと、環境を変えさせることって、本当に大切だと思うんです。
「環境を言い訳にするな!」とかって、よく聞きますよね。
間違ってはないと思うんですが、少なからず、「環境が合ってない」という原因はあると思います。
極端な例を出すと、クラス替えです。
自分がたまにダンスを教えに行く小学校にも、やんちゃな生徒がいたんです。
その子のことは3年生の時から見ていて、先生も手を焼いているそうでした。
ただ、学年が上がるにつれて、どんどん態度が良くなり、「あの子すごく良くなりましたね!」と、学校の先生に伝えてみました。
すると先生は「やっぱクラス替えしたからですかね。」と答えてくれました。
どうやら、いつも一緒にいたメンバーとクラスを離したことで、徐々に改まっていったそうです。
これも、環境を変える、ということですね。

当スクールでも、同じようなことがあります。
見るからにやる気のなさそうな生徒、直接伝えてみるもなかなか改善しない。
どうしたらいいかな〜と考えていたところ、親御さんの都合もありクラス移動。
その後、移動したクラスの子達と仲良くなり始めたことで、徐々にレッスン中も話を聞くようになってきました。
思い返せば、移動する前のクラスでは、積極的にお友達と交流はしてなかったかな〜、と。
仲のいい友達がいることで、その子達のレベルや練習中の姿も見えてくる。
それに影響されて、「自分も頑張らなきゃ!」となりやすいのかな〜と思いました。
大人がどんなに分かりやすく、伝え方を模索して、子供の内面に向けて指導するよりも、まずは外的要因から潰していくのが一番効果がありそうです。

子供は自分で環境を変えるのは難しいです。だから大人が変えてあげなければいけません。
もちろん、状況的に環境を変えるのは難しいという場面も多いかと思います。
しかし、子供が正しい行動?をとれなかったり、注意されたことを治せないのは、その子の性格だけが原因じゃないんです。
思ったような行動をとられた時、つい叱って直そうとしますが、それだけじゃなく、物理的に何かを変えてあげようと考えることが大切かもしれませんね。
家庭環境の荒れている環境で育った子は、ぐれやすいといいます。
家庭環境はなかなか変えられませんが、やっぱり身をおく環境は、その人の性格や行動に大きく影響します。

大人は自分で責任が取れるので、環境を変えることも自分の力でできやすいです。
大人になっても、人対人のトラブルは起きやすいです。
例えば、会社で嫌がらせをしてくる人がいる。とか、嫌な隣人がいる、とか。
そういう時、相手に注意やお願いをして止めてもらうのではなく、自分からその状況を変えるために考えることが大切ですよね。
自分から引っ越すなり、難しければその問題を解決できる力がある人に協力してもらったり。
とにかく、目的は「問題を解決すること」
これをしっかり意識していれば、無駄に頑張って相手を変えることに力を費やしたり、何度言っても変わってくれないと悩んでしまうことは減ってくると思います。

それでは、本日も良い1日にしましょう。

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